引退した7,191人の年齢を数えました。全体の中央値は21.8歳ですが、幕内を経験した人は32.2歳。その差がどこから来るのかを分けて出しています。
2026-08-13
「力士の平均引退年齢は21歳」という数字を見かけます。手元のデータで数え直すと、確かに近い値になりました=引退した7,191人の中央値は21.8歳です。ただしこの数字は、そのまま受け取るとかなり誤解を生みます。
番付をどこまで上がったかで分けると、まるで違う数字が出ます。
| どこまで上がったか | 人数 | 初土俵の年齢 | 引退した年齢(中央値) | 真ん中の半分 |
|---|---|---|---|---|
| 幕内を経験 | 494人 | 16.4歳 | 32.2歳 | 29.8〜34.4歳 |
| 十両まで(関取) | 305人 | 16.5歳 | 29.2歳 | 26.7〜31.9歳 |
| 関取になれず | 6,392人 | 15.9歳 | 21.0歳 | 18.3〜24.8歳 |
幕内を経験した人の中央値は32.2歳、関取になれなかった人は21.0歳。その差は11.2年あります。
そして「平均21歳」の正体はここです。数えた7,191人のうち6,392人(88%)が関取になれなかった人で、全体の中央値はほぼその層の値になっています。テレビで見る力士の引退年齢を表した数字ではありません。
面白いのは初土俵の年齢です。幕内を経験は16.4歳/十両まで(関取)は16.5歳/関取になれずは15.9歳と、どの層もほぼ同じでした。入る年齢に差は無く、差がつくのは続いた長さの方です。
数字は日本相撲協会の記録(sumo-api)から数えたものです。力士ごとの成績は力士一覧から見られます。